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人生を切り開くことば・石からのメッセージ       ~身代わり守り石~

人生を切り開くことば・石からのメッセージ       ~身代わり守り石~

第1章 組まれた石の物語

ばらばらになったお人形の石たち

「ほしのさんに作っていただいたお人形の台座の石がとれて、
ばらばらになってしまったのです。作り直してもらえますか?」

こんなメールを、ある女性からいただきました。
とりあえず送ってみて下さい、とお返事して、
数日後に人形が到着しました。


その人形は、人魚の形をした人形で、
マーメイドという名前でした。
お腹と、頭の後ろに、たくさんの石を抱えた人形でした。
足はなく、体が台座にくくりつけられている感じでした。

マーメイドが誕生してから、その女性はとても楽になり、
人魚姫の人形のように、きらきら生き生きとして可愛くなったと聞きました。
そして、さまざまなものがよく見えるようになり、直観が働くようになったとの話。

そして今彼女に何が起こっているのかなと思いながら、人形の包みを開きました。

確かに、石たちはばらばらになっていました。
人魚姫の原型はあるのですが、石が随分動いていて、
新しい形を求めていました。

きっと彼女も、新しく変化しているのでしょう。
人形の石を必要なだけはずしていき、
新しいワイヤーと石を用意して、
石を組み始めました。

ところが、不思議なことが起こりました。彼女の人形が出来ないのです。


ひとつのお人形が姿を変えた

いえ、彼女の人形、人魚姫からは、
なぜか彼女の身近な人の人形が次々と出来上がりました。
息子さん、ご主人、そしてもう一人の息子さん。

実際のご家族の構成を尋ねると、その通り、四人家族です、とのこと。
そして、赤ちゃん。
そして最後に出来上がったのが、彼女の新しい人形でした。

今度のお人形は、前よりもさらにぴかぴかしていて、足がついています。
まだ台座に座っている状態ですが、新しく火の剣を持ち、ずっと気高くなりました。

そして、膝に、赤ちゃんを乗せて欲しいと、人形に言われました。

『今までは、家族のことも、自分のことのように感じていたし、
守ってあげなくちゃいけないと思ってお腹の中に隠していたけど、
今の私は違うわ。

家族は、自分自身を生きて、私も自分自身を生きて行くの。

でもね、ちゃんと助け合うということはしていくのよ。
私のお腹には、きれいにする力があるの。
だから、主人のお腹に入っている緑の石を、私のお腹に入れておいて。

それで、明日になったら、また主人のお腹の中に返してあげてね。』と言われました。

彼女の人形と赤ちゃんの人形は、ぴかぴかして、高い机の上に一晩いました。
他の男性の方々の人形は、
彼女の新しい変化にどう対応するかを相談したかったようで、
低い机の上で3人で車座になり、家族会議をしていました。



次の日、人形たちを見に行くと、家族会議は終わっていて、落ち着いていました。
彼女の人形から、ご主人の人形の緑の石を取り出すと、
本当に石がとてもきれいになっていたのです。

『ほーらね。私には、こんな力があるのよ。』と、
少しだけ得意そうに、人形はぴかっと光りました。


人形たちの写真を撮り、絵を描いて、リーディングを行い、
彼女に家族の人形ができたことを報告して、
すべての人形を送りました。
1ヵ月ほど後に、ご感想をいただきました。


「本当に驚きました。
私には、三ヶ月の頃に死んでしまった子供がいたのです。
その子のことを思い出すととてもつらかったので、
なるべく思い出さないようにしていたのですが、
赤ちゃんのお人形を見ていると、
少しでも一緒にいられたことを感謝したい気持ちになりました。

息子の右手が長くてよく使うから、というのは、
テニスをしているからで、
リーディングのように、
実際にお人形が来た時に左膝を故障していました。

バランスを取るためのお人形だ、と本人に渡したら、
とても喜んでいました。
お人形が届いて3日後に、お人形の左膝の石が割れてしまったので、
本人はとてもがっかりしていましたが、

その日はちょうどテニスの試合があって、
故障していた膝を意識せず使ってしまったけれど、
特に悪化しなかったと言っていました。

きっと、お人形が身代わりになってくれたのでしょう。


もう一人の息子のお人形は、今は魂を抜き取られているの
で、現実に帰って行くためのお人形だとのこと、全く本当だと思います。
今その息子はインターネット中毒のような状態で、
それ以外の時間は抜け殻のような顔をしていたからです。

お人形が来てから一週間ほど後でしょうか、
ふとその息子が本をじっと読んでいることに気づきました。

それまではインターネットばかりでしたので、
この変化には本当にびっくりしました。
この調子で、中毒から抜け出していって欲しいと思っています。

主人のお人形にも驚きました。緑の石がたくさん入っていて、
実は主人は胆嚢が悪く、手術をすることになっていたのです。
ですので、とても喜んでいました。

入院する時に、無事に手術が済むように、病院にもっていきたいと言っています。


私は実は、ある療術の方法を学んでいましたが、
主人に使うことはなく、
『私自身にきれいにする力がある』と聞いてびっくりしました。

実は、そんな自信もなく、胆嚢の手術をすることになってからというもの、
自信はないけど、もっと早く主人にしてあげたらよかったのにと、
とても悔やんでいました。

でも、私にそんな能力があると聞いて、とても力が出てきました。
今からでも少しずつでもいいから、
主人のためにも、
自分のためにも、
何かできることをやっていこうと思っています。

もともとの石のお人形から家族のお人形が出来たと聞いて 驚いたのですが、
前のお人形が来てからというもの、
ほしのさんのおっしゃるように、とても楽になっていきました。

新しいお人形が来てからは、もっと自分らしく、
それでいてもっと家族と仲良くなりました。
お互いに前よりも自立して、それでいて尊重しあえるようになった感じがします。

また、私の人形について、
『あなたの人形は多分、次の姿は台座から立ち上がり、空を舞うようになる』との
ほしのさんの言葉を楽しみにしています。

このお人形もとても気に入っているのですが、
また先には、もっと形を変えるのでしょうね。
それで、私はもっと楽になるかと思うと、とても楽しみです。

でも今は、このお人形といる幸せと喜びでいっぱいです。
本当にありがとうございます。」


彼女のはじめの人魚姫の人形が分割され、
彼女がしがみついていたと同時に守っていた家族たちとの関係が変化し、
彼女は前よりもずっと楽になり、自分らしくなっていくことでしょう。

そして家族の方々も、自分らしく生き、自分を大切にしながらも、
お互いをも大切にしながら生きていくことでしょう。

このように石には、人が今抱えている問題を明るみにし、
新たな方向を見出すようにサポートしてくれる力が秘められています。

また、身代わりになって守ってくれたり、
持ち主の鏡となり、今の状況や今のあなたの姿を映し出し、見せてくれたりします。

さらに、石のメッセージのリーディングが行われることで、
石の意味が明確になり、
あなたの進む方向と石が進む方向を同じになりますので、
石との絆が深まり、進む速度も早くなるのです。

あなたとご縁のある石があるとすれば、どんな石なのでしょう。どんな組み合わせで、どんな形で組まれるのでしょうか。あなたのどんな姿を映し出し、あなたと一緒にどんな場所まで進んでいくのでしょうか。どんな詩を歌い、何を囁くのでしょうか。
その石たちは、あなたと出会うのを何百年もの間、ずっと待っているのかもしれません。そして、あなたがあなたらしい願いや達成を望んだとき、自分の能力を本当の意味で開花させつつあるときこそ、その石たちと運命的に出会うときなのです。
悲しいことに、時に人は、間違った石を選びます。結婚相手を間違えるようなものです。ですが、それもまた何かの経験とチャンスです。迷って苦しいときに、迷いや苦しみを増幅させる組み合わせのブレスをしている方も時折見かけますが、とことん迷って苦しんだ先には何かが見えるのかもしれません。また、見てみると、組まれた結果石が死んでいる状態なのに願望成就のために身につけていると言われる方もいらっしゃいます。
本当の意味で石と出会うということは、人生を楽にしてくれたり、自分らしく生きていく方向や方法を見出していくきっかけとなるものなのです。そんな出会いを一日でも早く経験してくださることを、願ってやみません。


<小冊子「石からのメッセージ」より>

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